モーターのトラブル解決策集

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モーター
トラブル解決策集

農業機器・住宅設備機器・
医療機器・介護機器の

モータートラブル事例と解決策を集約。
物理的な破損や発熱はもちろん、振動不良・
異常音といった機能面の課題も網羅し、
現場の技術者が悩んだとき、
即座に役立つ情報を届けます。

当メディアはスリーピース株式会社をスポンサーとして、
Zenken株式会社が運営しています。

お悩みを抱える機器
どれですか?

By Machine

用途別モーター課題から探す

見たい種類の機器をクリックすると、
その機器のよくあるモータートラブルが確認できます。

  • 農業機器
  • 住宅設備
    機器
  • 医療機器
  • 介護機器

農業機器

Case 1

無人走行草刈り機

無人走行草刈り機
ベアリングの摩耗
規格を超えるラジアル荷重が加わっていたため、軸受メタル(すべり軸受)が激しく摩耗してしまう。
出力軸が折れる
筐体重量による衝撃が出力軸に繰り返し加わり、その累積負荷によって、最終的に軸が破断してしまう。
振動でモーターが壊れる
走行中の強い振動によってモーターとギアヘッドの連結部のネジが徐々に緩んで脱落。モーター内部の巻線も断線。
Case 2

水門開閉用モーター

水門開閉用モーター
出力軸が錆びる
通常、切削加工性に優れた鉄製の出力軸を使用しているため、必然的に錆が発生しやすいという課題がある。
モーターが動かない
外気温が低い環境で、ギアヘッド内部のグリースや焼結歯車の含浸油が硬化。歯車が正常に駆動しない。
歯車が割れる
モーター内に異物が混入することで出力軸がロックし、そこへ衝撃荷重が加わることで、歯車が破損してしまう。
Case 3

穀物乾燥機

穀物乾燥機
寿命が短い
コスト面の制約からブラシレスモーターへの変更は難しいため、ブラシ付きモーターを採用したまま長寿命化を図りたいという要望がある。
コストダウン・納期短縮
したい
モーターに取り付けるハーネスの加工費に加え、組付けに要する作業時間が大きな負担となっている。
部品が空転する
Dカット仕様の出力軸を平面部にセットスクリューを当てて固定していたが、過負荷によりセットスクリューが徐々に緩み、空転が発生している。

住宅設備機器

Case 1

電子錠

電子錠
スペースに入らない
扉の中に収めるために「小型で、高トルクを両立した製品が市場に見つからない」という課題がある。
巻線レアショートが
発生する
施錠動作のたびにモーターがロック状態のまま通電されることで、過度に発熱。巻線がレアショートを起こして故障する問題がある。
Case 2

ロッカー用電子錠

ロッカー用電子錠
推力不足による
開閉トラブル
一般的なソレノイド式の電子錠は安価である一方、推力が弱く、開閉不良が発生しやすく、開閉トラブルが頻発している。
開閉時に冷気が逃げやすい
デリバリーなどの受け取りに使用する冷蔵庫タイプのロッカーにおいて、扉が必要以上に大きく開くなどして、ロッカー内の冷気が外へ逃げてしまう。
Case 3

電動カーテン

電動カーテン(電動ブラインド)
駆動音が耳障り
電動カーテンの駆動音に、モーター起因の音とギア起因の音があり、駆動音の大きさに改善の余地がある。
電気ノイズが多い
DCブラシ付きモーターには一般的な問題としてノイズの発生があるが、家庭環境での使用のため、ノイズを抑えたい。
モーターが止まった
モーター内部の過度な発熱によって半田が溶融。バリスタが基板から外れてしまう不具合が発生している。
Case 4

住宅用天窓開閉モーター

住宅用天窓開閉モーター
モーターが動かない
環境温度が高い状況で、含油軸受メタルから油が滲み出し、整流子溝にブラシ摩耗粉が滞留し目詰まりを起こしている。
ギア油が外部に漏れる
外気温の上昇によりギア油が分離し、ギアヘッドのケース合わせ面から油が漏れ出してしまう。
モーターの価格が高い
要求される仕様に対して、製品性能がオーバースペックであるため、価格を上げてしまっている。
モーター音が大きい
モーターの回転数が高すぎることが要因となり、大きなモーター音が発生している。

医療機器

Case 1

分包機

分包機
狙った位置で停止しない
モーター外径が大きいことで停止時の制御が難しくなり、オーバーランが発生しやすい。モーター回転数と減速比のバランスの問題もある。
粉薬が詰まってしまう
粉薬が非常に軽いことにより分包機のスロープ上で途中停止する。ソレノイドで振動を与える設計にすると作動音が大きくなる。
寿命が足りない
ON・OFFのサイクルが細かく、頻繁に通電と遮断を繰り返すことで接点スパークが多発。ブラシへの負荷が増大しブラシ摩耗が進行する。
Case 2

手術用カメラ雲台

手術用カメラ雲台
クリーン環境での
ブラシ摩耗粉発生
ブラシ付きモーターでは摩耗粉が発生し、モーター外部へ飛散する恐れがあるため、「摩耗粉が発生しない構造」を採用する必要がある。
希望納期に間に合わない
発注から納品までの期間が通常より長い部品(長納期部品)が入手できず、類似機種を選定する必要がある。

介護機器

Case 1

入浴装置(リフター部分)

入浴装置(リフター部分)
保持力が足りない
人の体重が加わった際の保持力が不足しており、出力軸が回転し、椅子を所定の位置で保持できずに下がってしまう。
エンコーダーの設置で
製品単価が高くなった
昇降の位置情報を把握する目的で、ユニット側に高分解能の高価な光学式エンコーダーを取り付けていたが、製品単価が高くなってしまった。
希望のサイズの
ギアドモーターがない
要望スペックを満たす市販品のモーターは、必要トルクや出力に対してサイズが大きく、設置スペースに収まらない。
Case 2

介護用バイオトイレ

介護用バイオトイレ
排泄物を攪拌・分解させる
モーターが動かない
実際の負荷に対して適切なモーターが選定されておらず、おがくずや木材チップを攪拌し、排泄物を分解するモーターが動かない。
軸受けが摩耗する
ラジアル荷重が大きいため、軸受の摩耗が発生。歯車と軸受メタルが直接擦れてしまうことが原因と考えられる。
価格を下げたい
従来はACギアドモーターが使用されていたが、近年、単価が高騰しており、コスト面での課題が大きくなっている。
監修
西山 弘信イラスト
我が社が解決します!
Case Study
我が社が解決します!
代表取締役西山 弘信
Case Study

2000社以上
モーター導入実績・ノウハウのある

スリーピーストラブル
解決!

モーターは、発熱・焼損・振動・異音・制御の不安定化など、小型化するほどさまざまなトラブルや課題が発生します。 我が社では、「探しているモーターがみつからない」といったお悩みに対し、お客様の用途に合わせた仕様変更やモーター選定、トラブルに柔軟な対応が可能です。
具体的な事例については、以下をご覧ください。

※2026年時点

スリーピースの
トラブル解決事例

無人走行草刈り機 軸受けの摩耗
Case1

無人走行草刈り機軸受けの摩耗

無人走行草刈り機 軸受けの摩耗
軸受メタル(すべり軸受)が激しく摩耗する
解決策
ラジアル荷重に強いベアリングを
採用したことで軸受部の摩耗が改善

走行時の衝撃によって規格を超えるラジアル荷重が加わっていたため、ラジアル荷重に強いベアリングにしたことで軸受け摩耗は改善し、長時間駆動を達成。
お客様側で製品保証期間を延ばすことが可能になり、顧客満足度の向上につながった。

穀物乾燥機 部品が空転する
Case2

穀物乾燥機部品が空転する

穀物乾燥機 部品が空転する
出力軸に取り付ける部品が
空転する
解決策
貫通タップ穴を追加、
セットスクリューで固定して空転を防止

出力軸の先端に貫通タップ穴を追加し、セットスクリューで固定する方式を採用することで空転防止を実現。出力軸は希望の形状にカスタマイズできるため、お客様側での取付作業が容易になりコストダウンにもつながった。

Troubles

モーター主なトラブル

機能面のトラブル

異常音

異常音
原因
  • 許容を超えるラジアル荷重がかかることで軸受が摩耗し、軸が傾いて歯車の噛み合いがずれた。
  • 衝撃により初段ギアとモーターピニオンの芯がずれた
  • 負荷時に発生する歯車の泣き音(高音)
  • モーターケースの隙間から異物が混入し、内部でローターと干渉している。
対策
  • 軸受けベアリングへ変更。
  • ギア材質、形状の変更。
  • モーター回転数の適正化
  • モーター取り付け姿勢の関係でモーターケースの隙間に上から異物が入る恐れがある場合、モーターケースを覆う
異常音

発熱・過負荷

発熱・過負荷
原因
  • 定格を超える過負荷による発熱。
  • ※物理的な重量・抵抗の超過、機械構造の異常(異物の噛み込み、軸受けの固着など)、
    急激な運転操作など、モーターの設計上の限界(定格トルクや定格出力)を超える外部からの負担。

  • 高温環境にある(過負荷がなくてもモーターは熱くなる)
対策
  • 適正モーターへの再選定。
  • 制御により電流制限をかける。
  • 連続運転で使用する場合、低負荷でも、高温環境ではモーターが熱くなるため、運転DUTY(運転と停止の割合や稼働状態の条件)の改善が必要。
発熱・過負荷

モーターが動作しない、
回転しない

回転しない
原因
  • 過負荷やロックに起因する異常な発熱、巻線レアショート
  • 過負荷やロックによる出力軸の空転
  • 過負荷やロックによる歯車の歯折れ
  • 連続運転により、軸柱と歯車内周が焼き付きを起こし固着した。
  • モーター内のブラシ摩滅(寿命)
  • 細かな制御による駆動基板内臓ブラシレスモーターの内部基板の破損
  • ※瞬時停止⇒瞬時逆転(急速なON/OFF)によって過大な突入電流(逆起電流)が発生し、
    駆動基板内の電子部品を破損させた。

対策
  • F種など、絶縁階級の高い巻線に変更する。
  • 歯車の材質を樹脂歯車製から金属歯車に変更する。
  • 適切なギアヘッドを再選定。連続運転でも使用可能な軸受けメタルタイプに変更する。
  • 歯車の焼入れで強度アップ。
  • モーター出力が高すぎる場合、衝撃によってギアが割れるため、モーターとギアヘッドのバランスを再選定する。
  • ブラシの摩耗を最小限に抑える制御を行う(詳細な制御設計は専門方に要相談)。
  • 過大な突入電流(逆起電流)を発生させない。制御方法について、専門家に相談。
回転しない

モーターの回転が遅い

回転が速い/遅い
原因
  • 過負荷による発熱によって巻線が断線している。
  • 細かな制御方法によって整流子の溝が目詰まりしている。
  • モーターにあった周波数でPWM制御していない
対策
  • 適切なモーターを再選定する。
  • ON/OFF動作が細かすぎると目詰まりリスクが高まるため、適切な制御を行う(詳細な制御設計は専門家に要相談)。
  • 周波数ごとのモーター特性データを採取し分析したうえで、適切な周波数で制御する(分析・制御設計については専門家に要相談)。
回転が速い/遅い

開発修理面での問題

コストが高い

コストが高い
原因

  • モーターの性能に対して過剰なスペック設定、用途に対して高価な部品や構造を採用している。
  • 現在ではより安価な代替品が存在するにもかかわらず、設計当初からの従来品を継続使用している。
  • 既製品で対応できず、独自の仕様変更(シャフト延長、特殊な取付フランジなど)や専用設計が生じている。
対策

  • 実際の負荷や使用条件を確認し、必要な性能を満たしたうえで適切なモーターを再選定。現状分析に基づく適正設計を行う。
  • ギア比や構造の見直し、部品の共通化、DCモーターやブラシ付きモーターへの置き換えなど、性能を維持したままコストダウンできる方法を検討する。
  • 完全な特注を避け、標準品の組合せや、汎用部品を活用したセミカスタム設計を検討する。

納期が長い

納期が長い
原因

  • 特定メーカーの専用品や海外製部品を採用している場合、部材不足や生産・輸送状況の影響を受けやすい。
  • 代替品の選定が難しい特注仕様など、装置の開発や要求性能を満たすために多くの時間を要している。
  • 製造工場のライン混雑や、熟練工による手作業の工程(巻き線や組み立てなど)でボトルネックが発生している。
対策

  • 柔軟な対応が可能で物流リスクの少ない国内生産メーカーへの切り替え、部材のマルチソース化を進める。
  • 要求仕様を整理したうえで、在庫品や短納期品の中から代替可能なモーターを選定する。
  • 取り付け寸法や性能の互換性を確認しながら代替機種へ置き換えることで、設計変更を最小限に抑えつつ納期短縮が可能。
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